オンラインセミナーの決済&受講票発行の仕組みを考えてみた
Zoomなどのサービスにより、容易にセミナーをオンライン開催できるようになりました。
そこで、有料セミナーを開催する場合の受講料の徴収や受講票の発行も、オンラインで完結できないか調べてみました。
要件
- クレジットカード決済
- 受講票の発行
- 動画ダウンロードデータ販売
検討したショッピングカートASP
固定費が無料のショッピングカートASP「BASE」と「STORES.jp」という、メジャーな2つのサービス導入を検討しました。
BASE
受講料2,000円とすると、2,000円の売り上げで、手数料172円。
内訳:決済手数料3.6%+40円、サービス利用料3.0%
また、売上金の払い出しに手数料250円/1回かかります。(2万円以上)
ダウンロード販売が可能ですが、決済方法は、クレジットカード決済に限定されます。
BASEの特徴は、「エスクロー決済」といって、審査なしで、クレジットカード決済などがすぐに利用開始できるところですね。(JCB・アメックスは、要審査)
STORES.jp
2,000円の売り上げで、手数料100円。
内訳:決済手数料5%
また、売上金の払い出しに手数料275円/1回かかります。(1万円以上)
ダウンロード販売が可能で、決済方法は、クレカ・コンビニ決済・PayPal・楽天ペイを選べます。(銀行振り込み非対応)
まとめ&課題など
いずれも、受講票発行専用の機能はないものの、ダウンロード販売機能を使って受講票(Zoomの招待URL・Pass)をダウンロードさせたり、販売期間販売機能で申し込み締め切りを設定したり、便利な機能がそろっていました。手数料の安さではSTORES.jpが魅力です。
カート埋め込み
STORES.jpでは、外部サイトのWebページ内に、カートを埋め込みできます。すでに公式サイトやLPなどがある場合は、連携しやすいですね。
カートがフロート表示ができて、違和感のない連携ができます。
BASEでは、カート埋め込みはできませんが、商品の埋め込みはできます。
電子チケット機能
STORES.jpには、「電子チケット」機能があるのですが、リアル開催のイベント用で受付でスマホ提示できる電子チケットですので、今回の要件にはあいませんでした。
銀行振込
銀行振り込みは対応可能で、購入者が振込を完了すると、メール通知が来るとともに、管理画面のステータスが更新されます。
入金確認を毎日行う必要はありません。ただし、受講票発行は、人力運用になります。
領収書・請求書
領収書・請求書の発行は、システムではできないため、人力で対応です。
ECサイトの開店をご検討の方は、futureshop制作パートナー、STORES.jp販売パートナーの当社にご相談ください。(お見積もり・ご提案は無料です)
本記事は、2020.7.16現在の公式の情報をもとに作成しております。最新の機能については、各社公式Webサイトにてご確認ください。