1. HOME
  2. ブログ
  3. ナレッジ
  4. Google検索結果をわかりやすくしよう~ECサイトに構造化データを追加する方法

BLOG

ブログ

ナレッジ

Google検索結果をわかりやすくしよう~ECサイトに構造化データを追加する方法

構造化データとは?

Google検索の仕組み

Google検索は検索結果を表示するために、Googlebot(Googleのウェブクローラ)が世界中のウェブサイトにアクセスして、「検索結果を表示するための情報」を取得しています。

構造化データのメリット

Googlebotは人間ではありませんので、アクセスしたウェブページの内容を機械的に理解して、情報を蓄積してきます。
構造化データは、Googlebotに、ウェブページの内容をより正確に理解してもらうための仕組みです。
ウェブページに構造化データを含めることにより、Googleは、検索結果にページの内容をより分かりやすく表示してくれます。
このような結果表示のことを「リッチリザルト」「リッチスニペット」と呼びます。

検索結果での見え方例

いつものテキストだけの検索結果と型が違うな…と思ったら、それは構造化データに対応したウェブページだからかもしれません。
Googleリッチリザルトには決まった型がいくつかあり、型に応じて、構造化データの書き方が決まっています。
コーポレートサイトやサービスサイトで利用できそうなものですと、ローカル ビジネス(MAPに営業時間、経路など)、Product(商品)、FAQ(よくある質問と答え)、Q&A(質問と回答)などもあります。

Google検索セントラルの検索ギャラリー

Google検索で使用できる、構造化データの3つの形式

  1. JSON-LD
  2. microdata
  3. RDPa

Googleは、1のJSON-LDを推奨しています。

構造化データ「JSON-LD」の記述例

HTMLのbody内に、JavaScriptで記述します。

例えば、

このページは「料理レシピ」のページです。
料理名は「みんなで楽しむコーヒーケーキ」で、「浅野」が考えました。
調理時間は「20分」、材料は「…」、カロリー数は「…」...

といった感じの情報を構造化データで表すと

 <script type="application/ld+json"> 
    {
      "@context": "https://schema.org/",
      "@type": "Recipe",
      "name": "Party Coffee Cake",
      "author": {
        "@type": "Person",
        "name": "Kenichi Asano"
      },
      "description": "This coffee cake is awesome and perfect for parties.",
    }
 </script>

のようになります。


futureshopでの構造化データの実装方法

ここからは、ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を利用して、ECサイトを運営している方や、これから構築される方向けの内容となります。
futureshopには契約時期によってプランが複数ありますが、ここではStandardプラン(NC)、Standardプラン(S)が対象の情報となります。
commerce creatorを利用するプランは、構造化データに標準対応しており、この実装方法は対象外です。
futurshop公式 Standardプランについて

「商品」という型の構造化データで、リッチリザルトに商品情報の詳細を表示できるようにしましょう。
全ての商品ページ詳細に対して、構造化データを記述します。

    <script type="application/ld+json">
    {
      "@context": "https://schema.org/",
      "@type": "Product",
      "name": "商品名",
      "image": "商品画像のパス",
      "description": "商品の説明文",
      "mpn ": "商品番号",
      "brand": {
        "@type": "Brand",
        "name": "ブランド名"
      },
      "offers": {
        "@type": "Offer",
        "url": "商品ページURL",
        "priceCurrency": "JPY",
        "price": "税込み価格",
        "itemCondition": "新品",
        "availability": "在庫あり"
      },
    "seller": {
      "@type": "Organization",
      "name": "株式会社向陽デジタルワークス"
    }
    }
    </script>

商品詳細ページ用 置換文字一覧

上記のサンプルコードにある”商品名”など、商品ごとに異なる出力ができるように、futueshopが用意している置換文字を使用して記述します。

“name”: “商品名”,

“name”: $GOODS_NAME$,

すべての商品詳細ページに構造化データを出力する

すべての商品詳細ページにダイナミックに情報を出力するために、「任意測定タグ設定」から構造化データを記述します。

管理画面>構築>プロモーション管理>任意測定タグ設定 から
商品詳細ページに、前述の置換文字を使用した構造化データ「JSON-LD」を設定します。

googleリッチリザルト テストでテストする

https://search.google.com/test/rich-results

テスト結果で、「このページはリッチリザルトの対象です」と判定されれば、構造化データが正しく、Googleに理解されたことになります。
また、テスト対象のページをソース表示して、置換文字を使用した箇所の情報が正しいか確認しましょう。

最後に、Google Search Consoleでsitemap.xmlを送信しましょう。

構造化データが何のための仕組みなのか、ご理解いただけましたでしょうか。もう少し詳しく知りたいと思った方は、Google公式をご覧ください。

この記事は、Google検索セントラル「構造化データの仕組みについて」を参考にさせていただきました。

関連記事