レンタルサーバ(CPI、さくらインターネット、エックスサーバー)でメール一斉送信は制限されるのか?
当社では、会員制Webサイト・システムの構築・保守・運用支援を行っております。
レンタルサーバで稼働する会員制のWebサイトでは、不定期に会員へメール一斉送信する際に、大量のメールを短時間に集中して送信すると、レンタルサーバ会社によるサービスの強制停止の危険性があります。
実際に、利用制限が発動してしまった事例もあります。
そこで、明確な上限があるのでは?と、調査しました。
構成例:WordPress+Subscribe2プラグイン
サーバは、GMO系レンタルサーバー
レンタルサーバ各社のメール送信制限について
当社が、レンタルサーバ会社へ問い合わせた際の回答の抜粋をまとめました。
明確な上限数数値でなく、「目安」ということのようです。
※2020年7月時点の情報となります。最新情報は、各社へお問い合わせください。
エックスサーバー(XSERVER)
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_spec.php
メール送信数の目安
1,500通/時間
15,000通/日
さくらインターネット
レンタルサーバなどのプランごとの送信数制限値の目安をご案内いたします。
送信仕様
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・さくらのマネージドサーバ
15分毎に約600通程度
・さくらのレンタルサーバ ビジネス・ビジネスプロ
15分毎に約250通程度
・さくらのレンタルサーバ プレミアム・スタンダード・ライト
15分毎に約100通程度
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※ あくまでも目安のため、サーバの負荷状況により前後する可能性がございます。
そのため、1,500通ものメール送信となると間隔を空けてメール送信を行っていただくなどの対策が必要になってくるかと存じます。
なお、メールマガジン配信などをされる場合、専用のサービスをご利用いただく事を強くお勧めいたします。
CPI(SV-Basic)
メールの送受信件数につきましては、制限は設けておりませんが、共用環境となりますため、10分間で500通程度が目安となります。
こちらはあくまで目安となりますため、他のお客様の影響がある場合だと目安と異なり、1分間にアクセスが集中した場合などには、目安内でも遅延の可能性がございます。
一度に1,300通となりますと共用サーバーでの利用いただくことが難しくございます。
弊社専用サーバーをお勧めさせていただきたいと考えております。
▽マネージド専用サーバー
https://www.cpi.ad.jp/managed/
共用レンタルサーバで、1000通以上の一斉メール送信は、要注意
共用レンタルサーバでの上限を超えてメール配信を確実に行いたい場合は、専用サーバで独自メールサーバを構築するという手法もありますが、当社のお勧めは、「SendGridなどのメール配信クラウドサービスとの連携」です。
さらに、会員向けWebサービスのメール配信で
- ブラックリスト(ブロックリスト)に登録されてしまった
- 迷惑メールフォルダに入ってしまう
- Outlookメールに届かない
- とにかくメールが届かない、と言われる
といったお悩み、お困りの方は、メール不達率が改善できる可能性があります。
ぜひともご相談ください。