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WordPressサイトの移行で使えるエックスサーバーのWordPress簡単移行ツール

新規契約したエックスサーバ(Xserver)へ移転して、WordPressサイトを構築することとなり、Xserverサーバパネルから標準で利用できる「WordPress簡単移行―ル」を使ってみました。

移行元サーバは、CPI共用レンタルサーバACE01プランです。
移行先サーバは、Xserver X10プランです。

さきに結論から…

私が望む精度での、完全なウェブサイトの移行はできませんでした。
なんとなくの動作しましたが、チェックや修正の手間を考えると、最初からSearch Replace DBやSearch Regexを使用したほうがよいかもしれません。
特別な事情がある場合(移行元のDBにアクセス権限がなかったり、プラグイン追加の制限がある等)には有効な移行方法ではありますが…

移行ツールの使い方

「WordPress簡単移行―ル」で必要な情報

Xserverサーバパネルから

  • 移行元URL
  • 移行元WordPressのユーザー名
  • 移行元WordPressのパスワード
  • 移行先URL

を指定して、実行。待つこと1時間。

SSL・非SSLでの移行時の注意

SSLのサイトを非SSLのサイトとして移行することはできないようです。(非SSL⇒SSLも同様)
今回の移行は、移行先のXserverで無料のSSLをインストールしてSSL化しました。
無料SSLのインストールは、サーバパネルから申し込むと、数時間で完了しました。
SSLインストール完了直後に、この簡単移行ツールを使った場合、エラーで失敗しましたので、SSL化は余裕をもって前もって、数日前から準備しておいたほうが良いですね。

ベーシック認証

移行元サイトにベーシック認証が設定されていると、移行に失敗しました。
移行作業中は、一時的にベーシック認証を解除して対応しました。

WordPressサイトが移行できましたが、、、

FTPやDBのエクスポート・インポート、URL置換、WordPressの移行プラグインを使わずに、WordPressデータもDBデータも移行できたようです。

念のためPHPMyAdminでDBを確認してみると

おっと、これは?

なんと、サイトとは無関係のテーブルがたくさんあります。移行元のDB内にあったすべてのテーブルが移行されてしまったようです。

移行元のDBには、複数の開発サイトのWordPressのテーブルが1つのDBに格納していたため、このような状態になったようです。

移行後は、必ず、DB内を確認して、不要なテーブルを削除しましょう。

記事内部のURLが絶対パスの場合

記事内にある「移行元のドメインが含まれるURL」が置換されていない場合がありました。
使用しているテーマやプラグインに左右されるものと思われます。
詳細は分かりませんが、シリアライズされたデータは置換できないのかもしれません。

WordPressの管理画面を確認すると

プラグインに「Xserver Migrator」がありました。
これも、移行完了後は、不要となるため、削除しましょう。

他にもWordPress簡単移行における注意事項がありますので、こちらからご確認ください。

https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_transfer_wp.php

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