ウェブサイトの一時的なアクセス集中対策
ホスティングサービス(レンタルサーバ)とは
ウェブサイトを開設するためには、一般的にホスティングサービス(レンタルサーバ)を利用します。主に、
- ウェブサイトを設置する区画(サーバ)
- Eメールの送受箱(メールボックス)
- サーバ・メールボックスとインターネット網とのつながり(ネットワーク)
などが用意されているものが多いです。
これらには、「リソース」と呼ばれるもので成り立っています。
物流で例えると、品物を配達するための人や道路みたいなものです。
ウェブサイトにアクセスが集中すると、どうなるか?
物流の例では、配達する車が多すぎて渋滞したり、運ぶ人手が不足して品物がなかなか届かない状態になります。
ここで問題になるリソースは、
- 同時接続数
- 回線帯域
- 転送量
などです。
「共用サーバ」と呼ばれるものでは、これらのリソースが(他の契約者と)共用であることが多く、上限値が決まっています。
一方、「専用サーバ」と呼ばれるサービスではリソースを占有でき、上限値を変更できたりすることが多いです。
共用サーバでのアクセス集中の対策例
さくらインターネットの共用プランでは、「リソースブースト」機能が標準装備されています。(2019.7現在の情報)
リソースブースト(さくらインターネット)
「トラフィック転送量や同時アクセス数のリソース制限値を一定期間緩和する機能」
https://www.sakura.ne.jp/resourcesboost.html
但し、以下の制限があります。
- 上限の緩和は開始してから2日後の24時まで(最長48時間)
- 1度使用すると、次に使用できるようになるのは開始日から14日後
あくまでも一時的なアクセス集中の対策ですので、サーバ選定にあたっては、これらのリソースの利用条件を十分に検討しましょう。