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Gitで履歴管理してみる

CentOS:8.3.2011
Git: 2.27.0

夏休みが終わっちゃう~!今年もステイホームでビーチに行けなかった・・・

では早速前回インストールしたGitを使ってこちらで構築したWEBサイト「http://www.wanko.com/」のコンテンツ履歴管理を始めてみましょう。
●履歴管理フォルダを初期化します。

$ git -C /free/www.wanko.com init

で次のように応答があるはずです。

Initialized empty Git repository in /free/www.wanko.com/.git/

「-C」オプションはgit管理対象のパスです。よくどこのパスで操作しているか理解しないでコマンドをコピー&ペーストして破壊するご主人様がいるので、ワンコはこちらをお勧めします。WEBサイトのドキュメントルートのパスは「/free/www.wanko.com/docs」ですが、ここを起点に初期化するとgitの内部ファイルが丸見えとなってしまいセキュティホールとなってしまう為、ドキュメントルートの1階層上の「/free/www.wanko.com」で初期化しています。
●履歴管理除外対象を設定します。

$ vi /free/www.wanko.com/.gitignore

で次のように編集します(viエディタの最低限の使い方はこちら)

# ダブルバイト文字コメントはUTF8だワン!
# Macの不要ファイル
.DS_Store
# Windowsの不要ファイル
Thumbs.db
# フォルダ内
/app/*
/logs/*
# 空フォルダを生かす為、最後に
!.gitkeep

「#」で始まる行はコメントです。
●空フォルダを生かす為のダミーファイルを作成します

$ touch /free/www.wanko.com/app/.gitkeep
$ touch /free/www.wanko.com/logs/.gitkeep

●現時点での「/free/www.wanko.com」内の状態を

$ git -C /free/www.wanko.com status

で確認します。

On branch master

No commits yet

Untracked files:
(use “git add …” to include in what will be committed)
.gitignore
app/
docs/
logs/

nothing added to commit but untracked files present (use “git add” to track)

このようになっていれば期待通りです。
●履歴管理フォルダを初期化時点からの変更情報全部を登録(add)します。

$ git -C /free/www.wanko.com add .

●さらに上記の変更情報登録を確定(commit)します。

$ git -C /free/www.wanko.com commit -m “first commit”

●更新履歴を確認します。

$ git -C /free/www.wanko.com log

下記のようにコミット記録一覧が表示されます。

commit 1f9ab198db6345811288c052eeb421e2cc0de564 (HEAD -> master)
Author: Wanko <wanko@example.com>
Date: Mon Aug 16 17:36:16 2021 +0900first commit

以降、「/free/www.wanko.com」内の状態を

$ git -C /free/www.wanko.com status

On branch master
nothing to commit, working tree clean

と表示されれば、最後のコミットから管理対象外は変更がないことを確認できます。こちらでも紹介したように

$ git clone /free/www.wanko.com /free/www.nyaanko.com

とすれば新たなサイト一式を素早く複製することができます(閲覧にはapacheの追加設定が必要です)。

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